いろんなもの、はきだすところ

女の子のアイドルとコスメをこよなく愛する87年生まれのWEBプロデューサーの記録。役に立つかはわからないけど、一生懸命息してる。

本物のアイドルちゃんたちが演じる映画「私、アイドル辞めます」をアイドルヲタクが観に行った

 

f:id:sa4533:20220220165356p:image

2/18から公開の映画「私、アイドル辞めます」。

Twitterでの漫画が原作の作品の実写化で、去年のTIFでそのオーディションが行われていたみたい。

アイドルヲタクな割に、去年のTIFは色々諦めモードがあったので、全然チェックをしてなかったこともあって完全にノーチェック。

たまたま今年の最初のナタリーか何かの記事でこの映画そのもののことを知って、タイトルが気になって初めて知った、というのが知った経緯。

でも、このタイトルだけで、メジャーだろうが地下だろうが、アイドルヲタクをしている人間にとってはとても印象深いワードだと思うのです。

ちなみに、出演しているアイドルちゃんたちはグループ名はみんな知ってるけど、個人としてまでは正直認識をしていなかったというのが正直なところ。なので、本当に「本物のアイドルちゃんたちが演じるこのタイトルの映画に興味を持ったアイドルヲタクが観に行った」という状況です。

 

 

期間限定のショートムービー

2/18-2/24の間に、吉祥寺と板橋の2館限定かつ期間も1週間限定とかなり期間が決まっているのが今回の作品。

どこでいこうか、いっそ休みを取って了えばいいかなと思いつつ、公開翌日の土曜日に行くことに(舞台挨拶の回取ってたけど、家族の都合でどうしても間に合わず19時半の回から見た…舞台挨拶見たかったな…)

 

ショートムービーならいっそウェブの有料配信でもいいんじゃない?と一瞬思ったけれども、TIF関連のイベントで勝ち上がった子達が、自分の姿をテレビではなくて映画館の大きなスクリーンで見れるなんて機会そうそうないと思うから、すごくいい機会だったんだなって思った。

そう考えると、すごくすごく貴重な機会にうちヲタクも立ち合わせてもらっている、そんな気がしてすごく緊張感を持ちながらスクリーンへ。

 

ここから先は、少しネタバレ要素を含むので、この何日かの間で板橋か吉祥寺に行って見るよ、という人はここまでで。

まあ、原作もある映画なのでそれを知ってる人ならそんなに気にしなくていいのかな?(私は見ずに行ったけど)

 

リアル過ぎて本当に辛い

時間としては25分くらい、なので本当に各シーンの描写があっという間。時間さえ許すのであれば、2時間にしても十分に持つくらいの内容だと思う。同じキャストでそれくらいの時間で見ていたいほど。

ライブの様子ももちろんイメージわくし違和感はないのだけれど、何よりも特典会の様子が本当にリアル。特典会の時間測ってる人の「お時間です」の言い方が丁寧だなってところくらいで、あとは本当にリアル。自分もこんなふうに見えているんだろうなというのがすごくわかる。そんなライブと特典会のシーンからストーリーが始まる。

 

進んでいくうちに、メンバーとの温度差や、メンバー以外の人とのやりとりからどんどん主人公の千優里ちゃんが壊れていく様子が描かれていて、アイドルとしてはもちろんのこと、人間が壊れる瞬間ってこんなにも一瞬で苦しいんだ、というのをまざまざと見せつけられた気がした。

特に不特定多数の人の前にたつアイドルを職業にしている子達は、普通の仕事をしている人よりもその苦労はヲタクからは計り知れないものがあると思うし、自分の推しもをそれを乗り越えながらステージに立ってくれてるのかと思うと、本当に頭が上がらない。だからこそ、やっぱりうちらヲタクは「推せるうちに推せ」を体現していかなければいけないなということを痛感するわけです、ええ。本当にアイドル尊いよ、泣ける。

練馬駅歩道橋での千優里ちゃん、本当にやばかったよ…いまなんやかんやで仕事くっっっっっっっそしんどいと思っているけど、ああなるまで頑張ってはいけないかもしれない、ともちょっと思わせてくれたので、私の人生としては少し救われた場面だったのかもしれない。

 

そして、一番の最高な場面は、卒業ライブの日の特典会。ここでメインで出てくるヲタクたちが千優里ちゃん列に並んで順番にお話をしていくのだけど、ここがもう感動的過ぎて。

どんな気持ちで千優里ちゃんを観ていたか、どれだけ力をもらっていたか、千優里ちゃんがきっかけで新たな友達ができたとか、新しい一歩を踏み出してみようとか。普段、自分が推しているアイドルちゃんたちに思っていることが、たくさんたくさん詰まっていた、詰まり過ぎていた。

 

シーンとしては卒業ライブの場面で最後に伝えるということだったけれども、卒業ライブとかだけじゃなくて、会えるうちにいつでも伝えていきたい。

アイドルちゃんであっても、普段の職場の人であっても、人間だから明日が絶対ある訳じゃない。その時一緒に入れる時間を、目の前の時間をどう大切に過ごしていくか、その時間のために日々の自分をどう過ごすべきなのか。

目先の仕事のことしか(もはやそれすらも)できていない私には、あの5分くらいのシーンがとても重く重く、心に残った。もう一回観たい(でも板橋遠い、吉祥寺はもっと遠いw)。

 

辛い時に何度でも見返したいので、有料で全然いいので、配信してほしいと切に願ってる。

 

九州女子翼の実玖ちゃん、めっちゃ可愛い

九州女子翼はお名前は知っていたけど、まだ実際にはライブを見たことはないので、ちょっと近々東京遠征もあるみたいなので、足を運んで見たいなって思ってる。

AKIBAカルチャーズだと東京の東側民としてはとてもいきやすいし、27日の対バンは姫庭ちゃんも出るし場所も日本橋だから嬉しいな〜!

というように、新しい子達もどんどん知って行けるので、こういう機会はとても嬉しい。

素敵な映画に出会えたな。

これ、気づかなくて私も特典会ごっこやりたかったな…笑。