久々に本を読み切って、そして感想を書くところに至っている。拙いけど、残しておきたい欲に駆られている。
vol.1ってことはvol.2も続くのかな。ただただ期待。本当に面白いコンテンツ。
吉田豪さんが好きだ。
トータルでの可愛さをはじめとして、各方面への造詣が深い(造詣の使い方がこれで正しいかは怪しいけど)。
そして、なによりも『豪の部屋』はもちろん、イベントでのトークもおもしろ心地よい。生うどんあたりから本格的に知ったのだけども本もおもしろい。だから、豪さんの本となるとたいてい手に取る。今回も、
- 発売されるツイートをみる
- 中身よくわかんないけどとりあえず買う
といった状態なので、反射的にAmazonの「今すぐ予約する」を押していた。
『豪の部屋』とは
『豪の部屋』は、SHOWROOM社の毎日22時からの枠でやっている「猫舌SHOWROOM」の火曜の配信番組。なんでずっと猫舌って名前なんだろうと思ってサイトを見たら、理解した。
オーナーは、それぞれの手腕を活かし番組をプロデュース。
企画からキャスティングまでオーナー自身が全面的にプロデュースし、毎日全く違う色の番組が勢ぞろい。
すぐ食べられないくらいに熱い、HOTな番組です。
だから猫舌ね。
これまで『豪の部屋』は、YouTubeでフル尺を見ていた。社畜はどうしてもリアタイがしにくい。なので、アーカイブとしてYouTubeフル尺なのはありがたい。
これまでだと、めちゃめちゃ好きな人のときだけ見ればいいかなという感じだった。2時間の動画はなかなか長い。耳に聞き流しながら作業BGMとしてもいいけれども、やっぱりその時の空気感は映像を見ながら感じたい。ちょっとした表情だったりまでも、コンテンツ。
なので、今回書籍化された11回の中だと生うどんの2人のときしか見ていなかった。どちらも数回見ていたものだけれども、書籍でまた自分のペースで読むことができるのはとても良い。とくに、最後の東の回は、これがテキスト化されて国会図書館に残ることを考えるとより感慨深い。
書籍になることの面白さ
という感じで2人しか見てなかったのだけど、書籍となるとまあなんとなく最初から読むと思うのだけど、これがまあとんでもなく面白い。
動画だと、あまり知らない方だから見なくてもいいかなーが、本だとなんやかんやで目を通す。そして、それが大正解すぎて面白い。最初の上坂すみれさんも、お名前と声優さんということしか正直存じ上げていなかったのだけど、もう楽しくて仕方ない。冒頭からソ連くだりも謎が深すぎるし、でもこのまま広げていけそうな雰囲気出てるところも(そしてきっと広げられる)、なんていうのかギャップなんでしょうかね、この方からそんなワードが？という所がいきなり鷲掴みされた。
それが11人分入ってる。普通に考えてやばい。選りすぐりの11人なのだろうけども。どの回も自分に知識がなくてもそのアイドルちゃんが気にしてることだけで、とんでもなく面白そうに思えてくる。そして、それの全部に対応できてる吉田豪さんのすごさね、なんならこれが一番すごいのかもしれない。
書籍になったから面白いのかと思って、フル尺を見てみたのだけど、それはそれでめちゃめちゃ面白いわけです。デジタルとアナログのメディアをそれぞれとても楽しんでいる。
でも、一番好きなのは…
そして、何気に一番好きなのはラストの「豪の部屋で豪しゃべる」。裏話の面白さに加えて、本当に最後のパラグラフに、この本とそして配信の面白さの理由が詰まってた。
世の中、ニ択じゃないんですよ。だから、『豪の部屋』では物事を立体的に見るだけの情報を提供しつつ、いろんな人のいろんな人生を肯定的に聞くことで、生きていく中で何かプラスになってくれたらいいなと思っています。
※P255より引用
好奇心からの引き出しと、肯定的に聞いてくれるからこそ、ゲストがしゃべりやすくなってそれが面白い番組になっていくんだろうな。ワクワクするのに、なんか全体的に安心してみれる稀有な番組。
タワーがたって名前を読み上げるだけではない番組にならないよう練られてるのが、この部分に現れていると思っていて、ずっとずっと長く続いて欲しいし、いろんなゲスト回を楽しみにしている（夏前のよっぴーさんの時も最強に面白かったな…）。
プロインタビュワーだからこそ、成せる技。アイドルでもタレントでもプロレスラーでもなんでもないんから無理なんだけど、豪さんと一度でいいから直接お話ししてみたいわ。
