この夏、花火を見上げる時間がなかったみなさんへ
ドコモのキャンペーン広告。タイトルだけ見たらなーんだと思われてもしかたない。本物ではないけれど、本物とはまた違って信じられないくらいの高揚感を感じさせてくれたこの企画。
半蔵門線渋谷駅のB1のマルキューの手前の広いスペースにあった広告。貼られているのは真っ暗な広告と、ハッシュタグ。花火なんてどこにもなく、どちらかというと花火が打ち上がった後の様子だ。
これが、まさかの、「フラッシュをたいてカメラで撮影すると、画面に花火がでてくる」というとんでもない広告だったのです。
誰でも打ち上げられる渋谷の花火
実際にやってみるとこんなかんじ。これはフラッシュを焚かずに撮ったもの。ただただ私が写ってる。
でもフラッシュをつけて撮影をするとこうなる。
うちあがってる!!!
ほら!ほら!!ほら!!!
信じられないくらい打ち上がる。
今年行われた全国82箇所の花火大会を記載して、そこに合わせて花火が表示されるようになってる。これは、花火大会やライブ会場などなどたくさんひとが集まる場所でもちゃんと繋がるような対策をドコモはやってるよといったことを伝えるためのキャンペーンだった模様。
もはや。この伝えたいこと以上にとにかくこの企画考えたひとすごいってなって、だからなんかドコモすごい!的な感じになってる私。本質的ではないけどw
渋谷の花火はどうつくられている?
どんな技術を使ってるのか。どこの制作会社がつくったのか。とてもとても気になって調べて見たものの、技術のほうしかわからなかった。
こちらの記事によると、この施策に使われてるのはこの「RainbowFilm」というもの。
フラッシュの光に反応して目に見えていないビジュアルをカメラに表示させる印刷技術「Rainbow Film」を採用しており、スマートフォンや一眼レフなどのカメラでフラッシュを使って撮影すると、それぞれの花火大会で打ち上げられた花火の写真が浮かび上がる仕組み。
※上記シブヤ経済新聞より引用
このRainbowFilmというのは、株式会社ソニー・デジタル エンタテインメント サービス(http://sonydes.jp)という会社がやっているものらしい。他にも色んなものを手がけているみたい。おなじ、RainbowFilmでいうとAudiとか、SK-2とかもやってるみたいだ。
真っ黒なフィルムに光が反応するという様子が、まさに実際の花火の時の暗闇の中で花火の光が放たれる様子と酷似していて、リアリティがあった。
そしてさらに、その花火の写真がとてつもなく綺麗で、余計に自分の記憶の中にある花火本来の美しさともリンクしてただただ驚き体験をすることとなった。フルカラーグラフィックが、想像以上にきれいすぎた。
展示はまさかの今日9/10までということで、本当に体験できてラッキーだった。本当にたまたま渋谷にきて、到着するタイミングで「そういえばやってたよな!」と思い出したため、自分のその反発力に少し感動。
また蒸し暑い日が戻ってきてはいるものの、秋に向けて色んなものが動き始めている。その中で、夏の思い出をこのドコモの#スマホ花火大会 が、しっかりと締めくくってくれた。そんな気がしてならない。
同時に、技術が持つ力とそこに出されるアイディアのマッシュアップがどれだけ大切か、そしてそれをアウトプットしていけるか、それがこう人に届いたり響いたり興味を持ってもらえるキャンペーンになるのだろう(つくりたい、つくらなきゃ!)
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