いつ買ったか定かではないけど、
- 棺桶まで永遠のランウェイ
- やなこと全部スワイプして消すよ
の言葉だけをみて買うのを即決。kemioくんのエッセイだったことは正直家についてページめくった時に気づいた。それくらいタイトル勝ちしてる本。
言葉の強さが楽しい
でも、タイトルだけじゃなくて、中身もマジで想像以上に感慨深くて、今みたく年度末にテンション爆下がりメンタル大崩壊なときに読むと、超セルフセラピーできるような本だったから、手放せない。元気になりたいときに、繰り返し読みたいそんな本。
軽快なテンポと、ギャルのようなワードがぽんぽん飛び交うのに、どれも的を射ているしすごく客観的。「頑張って疲れたなら蒸気でホットアイマスク」とか、「墓入りたいとまではいかないけど墓地見学くらいは一緒にしたい」とか。普段の生活では自分ではパッと出てこないワードがたっくさん出てきて、それが面白くて元気になれる要因の一つなのかもしれない。
自由だけど、自由のために考え抜いているひと
生い立ちからいまに至るまでが時系列に沿って書かれてる本書。中学時代のケータイなくてPSPからネットつなぐことを頑張ってたエピソードっていうのがあるのね。いつでも何でも手に入ったわけじゃないこそ、大量消費をしない(できない)故の考える力が必然的に身についてるひとなんだなぁという印象をうけた。だからこそ、「朝起きて突然好きなこととかでご飯食べれるようになってるとかありえないから経験積まないと」というすごく地に足ついた考えも持っているすごく不思議なバランス感覚の人。そう、すごく不思議。
「Amazonにだって不安を消す薬なんて売ってない。自分脳を操って、不安じゃなくするしかないの。」なんて普通思わないと思うんだ。後半はあるかな。でも、前半にAmazonっていう日常のものと絡めることでピンと来やすいし、確かに売ってねぇなって思うから、自分を最大の味方として、口に出していろいろ試して不安消して行くしかないよなって前を向かせてくれる。
じゃあ、私が前を向いて何をしていきたいかっていうと(突然)、最近また取り組み始めたコスメのSNSアカウントをもっと活性化させて、アラサーコスメ界のスターになりたいって思ってる。超絶レッドオーシャンなのだけど。
もともとは、インフルエンサーいいなー的なそういう表面的なことしか思ってなかったし、提供コスメいいなーみたいな単なる自分本位なだけだった。でも、それなりに買ってるものをただ消費するだけで終わるんじゃなくて、どうにか投資に変換できないかなってふと思う瞬間がありまして。
アラサーならではの悩みだったり、インフルエンサーみたく新商品の全スウォッチとかできるわけじゃないからこそのできることってあるんじゃないかなって考え始めたんだよね。
SNSが脳みそぶっこわしにきてるっていう表現に「ああ、納得」と感じる中で、そのSNSをごりっごり使おうとしてるところが皮肉なのはさておき、与えられた情報を読み捌く側じゃなくて、情報を出していく側として、みんなにハッピーになってもらえるようなそんな存在になりたいなと思ってる。これ一文長い。コスメ、幸せだから。フォロワーまだ86人だけど笑。
数字に囚われずに、って瞬間からもはや数字に囚われててだめじゃん〜〜〜って感じなのですが、私はいまこれが楽しいと思ってるので他の人と比べないで前を見て続けてく。効率いいこととかもあるんだろうけど、まずは続けるってことすらできてなかったから、それができてるだけでも良しとする。
棺桶までのランウェイ、もっとジタバタする
Twitter頑張ろうとしてるけど、わたしには本業がある。年度末なのでたいがい忙しいし、頑張ってるって思いがち。すごくぐさりとくる。頑張ってるって感傷に浸るよりも、あれやりたいなーこれやりたいなーって前向きな方が、ランウェイ楽しそうだくらいに思えるように生活したいところ。
秒で読めるくらい読みやすい本なので、ぐさりとしたいひと、元気出したいひと、みんな読んでしまえばいいと思う。棺桶までのランウェイに、この本と出会えてよかった。